アンドロメダ銀河

Posted: February 3, 2011 in Uncategorized

アンドロメダ銀河

曖昧さ回避 M31は、この項目へ転送されています。その他の用法については「M31 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
アンドロメダ銀河 (Andromeda Galaxy)
M31: アンドロメダ銀河
M31: アンドロメダ銀河
Credit: The Electronic Universe Project
星座 アンドロメダ座
観測データ
SAb
赤経 (RA, α) 00 h 42.7 m (J2000,00)
赤緯 (Dec, δ) +41° 16′ (J2000,00)
距離 230万 光年
視等級 +4.3
視直径 190′ × 60′
物理的性質
直径 22〜26万 光年
(B-V) _
絶対等級 -21.4
特性 _
その他の名称 M31
NGC 224
Andromeda constellation map.png

アンドロメダ銀河Andromeda GalaxyM31またはNGC224として知られる)は、アンドロメダ座に位置する目視で確認可能な渦巻銀河である。さんかく座銀河銀河系(天の川銀河)大マゼラン銀河小マゼラン銀河などとともに局部銀河群を構成する。銀河系外の天体でありながら、ケフェイド変光星を利用して距離が測定されたことでも知られる。

目次

[非表示]

概要 [編集]

地球から約230万光年の距離に位置し、およそ1兆個[1]恒星から成る渦巻銀河で、直径22〜26万光年[2]で、直径8〜10万光年である我々の銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大の銀河である。

かつてはアンドロメダ星雲アンドロメダ大星雲などとも呼ばれていた。

見かけは一時期銀河系(天の川銀河)と似ていると言われていたが、バルジに2つの巨大ブラックホールが存在し、連星系を成していることが観測より明らかになった[1]。また、我々の銀河系のバルジと比べてガスや暗黒物質が非常に少ないことが判ってきた[3]。さらに、我々の銀河系の方のバルジに棒構造が発見されたことにより、ハッブル分類上でも両者は渦巻銀河棒渦巻銀河に区別されるなど違いがはっきりしてきている。

アンドロメダ銀河は肉眼でも観測することができるため、964年には既にアブド・アル・ラフマン・アル・スーフィーによって”小さな雲”と記述されている。望遠鏡による観測はドイツの天文学者シモン・マリウス1612年12月15日に行ない「角を溶かして輝くロウソクの光」のように見えたと記述したのが初めてとされる[4]ウィリアム・ハーシェルは「核は星雲状。星に分かれそうだ」と記している。ボンド1847年暗黒帯がある詳しいスケッチを残した。1864年ハギンススペクトルを観測し、連続スペクトルであることを発見した。1885年ハルトウィッヒ新星ケフェイド変光星散開星団球状星団を発見し、さらに自転速度を測定した。初めての写真撮影は1887年10月10日ロバーツによる。1888年ロバーツは3時間にもおよぶ撮影を行い、渦状構造を確認した。1899年シャイナーが初めてスペクトル写真を撮影した。初めてM31までの距離を測定したのはアメリカのハッブルであり、1923年M31の中にあるケフェイド変光星を利用して距離を90万光年と見積もり1929年に発表、その結果M31は銀河系の外にある天体であることが分かった。バーデはパロマー山200インチ望遠鏡で、第二次世界大戦によるロサンゼルスの灯火管制の中、星の種族を確認している。

アンドロメダ銀河の周囲には伴銀河としてM32M110 (NGC205)が観測できる(図1)。これらの伴銀河はいずれアンドロメダ銀河と衝突し吸収されてしまうと考えられている。

アンドロメダ銀河のスペクトルは青方偏移を持ち、我々の銀河系に対して秒速約300kmで接近している[2]。約30億年後にはこの2つの銀河は衝突して合体し、1つの巨大な楕円銀河を形成すると予想されている(ただし1990年代後半に確認された宇宙の加速膨張を考慮に入れると、両銀河の衝突時期はこれよりいくらか延びるという予測もある)。

M31は肉眼で見ることができる。双眼鏡では、長い楕円形のはっきりした光芒に映る。大口径の望遠鏡でも意外に見え方は良くならず中心部分の明るいところしか見えない。条件の良い場所で口径20cmの望遠鏡でやっと渦巻き構造が見え始める。

球状星団G1 [編集]

アンドロメダの近傍には銀河の他にも多数の星団も観測され、その中で最大のものはアンドロメダ銀河の周囲を巡っている球状星団G1である(図1右下、図2)。Mayall IIの名称でも知られるG1は、アンドロメダ銀河の中心から13万光年の距離にあり、宇宙の始まりから比較的早い時期に誕生した古い星々が数十万個以上集まって構成されていると考えられている。局部銀河群の中ではおそらく最も明るい球状星団であり、地球から観測した見かけの等級は13等級である。絶対等級としては天の川銀河で最も明るいオメガ星団(NGC 5139、視等級3.7)よりも明るい。

2002年のハッブル宇宙望遠鏡の観測では、太陽の約2万倍の質量を持つブラックホールがG1とM15の中心に存在している可能性が示唆された(参考:HubbleSite)。

球状星団G1

脚注 [編集]

  1. a b http://www.astroarts.co.jp/news/2006/06/08m31/index-j.shtml
  2. ^ 従来は直径13万光年程度と見なされていたが、近年の観測結果[1]によって、これまでアンドロメダ銀河のハロー部分(銀河周辺領域)と思われていた領域の星々が、実はアンドロメダ銀河のディスク(銀河の円盤部分)の一部であると判明しアンドロメダ銀河本体がより大きく拡がっていることが判った。
  3. ^ これは、伴銀河が数十億年前にアンドロメダ銀河に飲み込まれ、巨大ブラックホールの連星系が誕生して以降、その連星系にバルジ周辺のガスや暗黒物質が喰らい尽くされたものと推測されている。
  4. ^ しばしば誤ってアンドロメダ銀河の発見者として紹介されることがある。

外部リンク [編集]

フィクション [編集]

ウィキメディア・コモンズ
ウィキメディア・コモンズには、アンドロメダ銀河に関連するマルチメディアがあります。
  • 銀河系に最も近い銀河で知名度も高いことから、多くのSF作品で異星人の故郷や宇宙旅行の目的地として登場している。
  • 田宮裕の著作『刑事訴訟法[新版]』372頁の伝聞法則の事例「おれはアンドロメダの帝王だ」は特に有名。
[隠す]

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